27日以降の県本土は梅雨空がいったん収まり、しばらく真夏日が続きそうです。
強い日差しと高い気温で注意が必要なのが熱中症です。
26日、鹿児島市でスポーツドリンクを手がける製薬会社と、県医師会などが会議を開き、水分補給などの熱中症対策の重要性が改めて確認されました。
26日の鹿児島市は午前中、局地的に雨が降ったところがあったものの、午後はおおむね晴れ空が広がりました。
九州南部の梅雨明けはまだですが、27日以降は高気圧の張り出しで九州全域が雨雲の入りにくい気圧配置となるため、県内は真夏のような暑さが続く見込みです。
80代
「子供たちから水をちゃんと飲むようにとか、家の中の涼しいところに居るよう言われている」
40代
「水分補給や休憩をこまめに取りながら(過ごしている)」
県医師会によりますと、県内では25日までに247人が熱中症の疑いで搬送されていて、これは2024年の同じ時期より100人以上多くなっています。
医薬品などを手掛ける大塚製薬の呼びかけで開催された熱中症対策の会議には、県医師会や自治体関係者ら約30人が参加しました。
薬剤師会の担当者
「元々、経口補水液は体調の良い時に飲んでもあまり美味しいものではないが、発熱などで軽い脱水症状時に飲むと美味しく感じるものだと伝えて、体調が悪くないのに経口補水液を飲む間違った補給の仕方で、逆に悪い結果にならないように話をするよう努めている」
会議では水分補給や涼しい環境での休息など熱中症対策の事例や重要性が報告されました。
大塚製薬 九州第二支店・原康太郎支店長
「(熱中症は)対策を講じれば防げるということを周知徹底することで、(各関係機関が)それぞれの領域で(熱中症を)防げるような対策が打てる」
それでは気になる今後の天気見てみましょう。
週間予報です。27日まで日中は雲が目立ちますが、週末からは太平洋高気圧に覆われて晴れの日が続きそうです。
来週は真夏のような日差しが照りつけ、一部で35℃以上の猛暑日に迫る危険な暑さが予想されています。九州南部では梅雨が明けても明けなくても万全な熱中症対策が必要です。
喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をしたり、積極的な冷房の使用を心がけてください。