県が整備を予定する新たな総合体育館の設計費、約9億円を含む補正予算案が26日開かれた県の6月議会の最終本会議で可決されました。
今後、設計に向けた動きが進むことになります。
県が鹿児島市のドルフィンポート跡地に整備を予定する新たな総合体育館。
26日の6月議会最終本会議で、体育館の設計費約9億円を含む補正予算案について議論が交わされました。
共産党と無所属あわせて5人の議員が「規模や場所を見直すべき」「県民からの反対が根強い」などと、予算案に対する反対の意見を述べましたが、自民・公明・県民連合が予算案に賛成し、可決されました。
計画の見直しや県民投票を求める陳情は不採択となりました。
約90件という異例の数の陳情が出された今回の議会。
議会後に取材に応じた塩田知事は「丁寧に情報発信に努めたい」としました。
塩田知事
「今後も丁寧に説明や情報発信をしていきたい。設計を進めていけば、また説明ができる材料が出てくると思うので、そういったことを含めて議会・県民にお知らせしていきたい」
予算案が可決されたため県は、新たな総合体育館を設計する事業者を2025年9月から10月ごろに募集し、新たな設計を元にした建設費が示されるのは2028年度になる見通しです。