宮城県気仙沼市は好調なふるさと納税を活用し、観光や水産業に10年間で60億円を投じる産業パッケージを発表しました。

気仙沼市 菅原茂市長
「産業立市の理念を明確に打ち出して、60億円規模の10年間の産業パッケージを創設する」

気仙沼市は、2023年度まで、ふるさと納税の寄付額で、2年連続で東北トップとなっていて、2024年度は前の年よりさらに27億円ほど多い、約121億円の寄付額となりました。

市はこれらを財源に、これまでも人口減少対策や教育の分野で独自の施策を進めてきましたが、6月26日は今後10年間で60億円規模を投じる「産業パッケージ」を公表しました。

それによりますと、観光面では市の観光キャラクター「ホヤぼーや」の全国展開などを掲げ、水産業ではデジタル化への支援などが行われます。

気仙沼市 菅原茂市長
「気仙沼市が気仙沼市として発展してきた理由に着目し、産業立市、産業があっての気仙沼だと明確にしていきたい」

市では今年度から具体的に予算化し、進めていくことにしています。

仙台放送
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