よさこい祭りに欠かせない「衣装」の製作がピークを迎えています。

高知市にあるドリーム・カンパニーは、30年以上前から衣装のデザイン・製作を手掛けています。今年(2025年)は5月ごろから製作の相談を受け、県内の人気チームをはじめ全国30チームから依頼がありました。

スタッフが裁断するのは、キラキラとツヤ感のあるサテン生地。踊り子のパンツに使われます。

人数の多いチームでは150人分の発注があり、サイズに合わせてすべて手作りします。

近年ではプリント技術の向上により、生地の風合いを生かしつつ、美しい発色やグラデーションが可能になりました。衣装はチームの個性をさらに表現できる場になったのです。

例えば、2024年に3連覇を達成した「とらっくよさこい(ちふれ)」の衣装。あふれんばかりに描かれたウサギに圧倒されますが、近づいてみると生地にはキクの模様が。大胆な色使いの裏にある細部へのこだわりから、衣装に対する熱い思いが伝わってきます。

毎年「サクラ」をテーマにしている「十人十彩」の衣装を見てみると、サクラ柄の生地に大小さまざまなサクラが咲き乱れています。帯はもちろん、内側の衣装もサクラ模様のこだわりっぷりです。

ドリーム・カンパニー 伊与田梓 代表:
「今年は華やかな色使いをしているチームが多くて、おめでたい感じの衣装とかがすごくあるので、ぜひ楽しみにして欲しいと思います」

今年のよさこいは、踊りだけでなく個性豊かな衣装にも注目です。

高知さんさんテレビ
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