高知県の今城教育長は27日の定例会見で、代替教員の未配置が過去最多になったことについて「重く受け止めている」と述べました。

今城純子 県教育長:
「代替教員が1カ月以上配置されなかった件数は、確かに過去最多。このことについては県教育委員会としても大変重く受け止めているところです」

病気などで長期間、学校を休む教師の代わりとなる「代替教員」。昨年度(2024年度)、県内でこの代替教員が1カ月以上配置されなかったのは131件に上り、過去最多となりました。

今年度(2025年度)は6月1日時点で、小中学校で0件、高校・特別支援学校で1件だったことを明らかにしました。去年の同じ時期と比べ、小中学校では7件減っています。

昨年度に比べ改善したことを受け、教育長は次のように述べました。

今城純子 県教育長:
「SNS等を活用して、皆さんのご協力もいただきながら、臨時教員の募集とかペーパーティーチャー(教員免許を有しながら教職に就いていない方)説明会とかの取り組みをやってきました。その成果といいますか、それの効果が少しずつ表れてきているのではないか」

一方、6月から高知市の小中学校でプールの授業が再開したことについては。

今城純子 県教育長:
「高知県の場合、海とか川とか自然の中で子供たちは生活していますので、水難事故に遭う可能性はゼロではない。浮くこととか、子供たちが身を守っていくことは、本県にとってもとても大事であると考えています」

また、県が策定した小学校の水泳指導における安全管理指針について、今後、市町村からも話を聞きながら改訂していきたいと話しました。

高知さんさんテレビ
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