◆コロラド・ロッキーズ1ー8ロサンゼルス・ドジャース 25日(日本時間26日午前9時40分試合開始、クアーズフィールド)

メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは25日(日本時間26日)、敵地でロッキーズと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。3試合連続のホームランはならなかったが、2打数1安打、4度の出塁で2得点を挙げた。

大谷は前日、6回の第4打席で2試合連続、日米通算300号となる27号ホームランをマークするなど5打数1安打だった。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「チーム開幕80試合で1番打者として最も本塁打を打った選手」と紹介。今季80試合目で、1番打者としての27本塁打は、1996年にブレイディ・アンダーソン外野手(オリオールズ)が記録した26本を29年ぶりに更新したという。

ドジャースは今季6勝6敗・防御率2.76、5月26日のガーディアンズ戦以来、約1カ月ぶりの白星を目指す山本由伸投手(26)が先発。ロッキーズは今季2勝7敗・防御率6.19のドーランダー投手が先発を務めた。

1回表の先頭打者で大谷の第1打席、カウント2-2で5球目のカーブを打ち上げてショートフライ。

3回表、2死1塁で大谷の第2打席、3-2フルカウントで6球目の外角低めカーブを見送り四球で出塁したが、2番ベッツがライトフライに倒れて残塁となった。

山本、ドーランダーともに1安打ピッチングで投手戦となり、0-0のまま5回を終了。

6回表、無死1塁で迎えた大谷の第3打席、初球の外角低めシンカーを逆らわずにレフト前へはじき返しヒット。3試合連続安打で出塁した。

2死2、3塁となって4番マンシーの打席で、画面でも分かるほどの激しい雨が降り、2塁塁上の大谷も肩をすぼめるシーンも。マンシーの当たりはファースト方向への高いフライとなったが、一塁手のトグリア、二塁手エストラーダが豪雨でボールを見失ってフェアゾーンにポトリと落ちるタイムリーヒット。ラッシングと大谷がホームに還り、“恵みの雨”でドジャースが2点を先制した。

この後試合は雨のため、6回表2死走者1塁で一時中断となった。試合は約1時間半中断し、日本時間26日午後0時20分頃に再開した。

ロッキーズの投手がドーランダーからバードに交代。6回表2死1、2塁となって、6番パヘスのライトへのタイムリーヒットで1点を追加し、ドジャースが3-0とした。

中断が長引いたこともあり、ドジャースは6回裏から山本に代わって2番手トリビノが登板。山本は5回、打者16人に56球を投げ、1安打無失点6奪三振、与四球1とほぼ完璧な内容で、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

6回裏、2死走者1塁で2番グッドマンがセンターへヒット。中堅手パヘスの悪送球の間に走者がホームに還り、ロッキーズが1点を返した。

7回表、1死走者2塁で迎えた大谷の第4打席は申告敬遠で出塁。2死満塁となって4番マンシーが代わった3番手バードから満塁ホームランを放ち大谷も生還。ドジャースが7-1と大きくリードを広げた。

8回表、8番コンフォートに2戦連発となるソロホームランが出てドジャースが1点を追加し8-1。

9回表無死走者なしで大谷の第5打席。カウント2-2から5球目を打ってショートにボールが転がったが、捕手の打撃妨害のため1塁に出塁。後続が倒れ得点はならなかった。

試合は山本降板後の4イニングを投手4人で1失点に抑えたドジャースが8-1で快勝。山本は6月に入って初の白星で今季7勝目を手にした。大谷はこの日、2打数1安打2四球1打撃妨害。4出塁で2得点を挙げて勝利に貢献した。

プライムオンライン編集部
プライムオンライン編集部

FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。