くすっと笑える四コマ漫画から、モダンな美人画まで!

やなせたかしさんの貴重な作品を集めた企画展「やなせたかし 多彩で豊かな表現の世界」が、高知市の「龍馬の生まれたまち記念館」で開かれています。

「一つ一つタッチが違う」アンパンマンとは打って変わって大人っぽい作品

会場には、やなせたかしさんが手がけたポスターやチラシ、雑誌の表紙画など34点が展示されています。

この記事の画像(17枚)

並ぶのは、デザイナーとしても活躍したやなせさんが描いた美人画や、昭和レトロな映画のチラシなど。アンパンマンのイメージとはほど遠い、大人っぽいデザインの作品が目立ちます。

やなせさんが戦後、上京し三越百貨店の宣伝部でグラフィックデザイナーとして働いていた時に制作した「ひな人形のポスター」もあります。ポップな文字とかわいらしい少女が目をひきます。

高知県内の著名人がエッセーなどを寄せた『月刊高知』。その表紙の絵は1946年、やなせさんが高知新聞社に入社した直後に描きました。

手塚治虫脚本のアニメーション映画『千夜一夜物語』のパンフレットも。この映画でやなせさんはキャラクターのデザインを担当しました。

龍馬の生まれたまち記念館・檜垣佳甫学芸員:
「(やなせさんの作品は)作風一つ一つ、タッチや表情が違う。そこに注目して見ていただけたら」

この企画展は7月7日まで開催されていて、観覧料は一般300円、高校生以下は無料です。

高知さんさんテレビ
高知さんさんテレビ

高知の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。