アメリカ軍によるイラン中部の核施設への攻撃について、アメリカのヘグセス国防長官らは22日、「ミッドナイトハンマー(真夜中の鉄つい)」と名付けた、イランの3つの核施設に対する攻撃について成果を強調した。

トランプ氏は22日、「現在のイランの体制が『イランを再び偉大に』できないのなら、なぜ体制転換が起きないのだろうか」とSNSに投稿している。

一方、イラン側も対決姿勢を強めていて、イラン革命防衛隊は22日、「前例のない犯罪で後悔すべき対応が待ち受けている」として、報復を示唆している。

共同通信社編集委員 太田昌克さん
共同通信社編集委員 太田昌克さん
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■ホルムズ海峡が封鎖されれば日本にも大きな影響

「エネルギー供給の大動脈」ともいわれ、原油を運搬するタンカーが多数航行する、ホルムズ海峡封鎖の可能性もささやかれている。

共同通信社編集委員 太田昌克さん:日本もひょっとしたらこの戦争が“地続き”になるかもしれないです。仮にホルムズ海峡が封鎖されたり、あるいはイランが機雷をまいた場合、原油が日本に入ってこなくなる可能性がある。

「原油が日本に入ってこなくなる可能性」
「原油が日本に入ってこなくなる可能性」

共同通信社編集委員 太田昌克さん:その場合は日本にとって安全保障上の『存立危機事態』、あるいは『重要影響事態』、場合によっては防衛出動となります。仮の話ですが、トランプ大統領が『日本は原油が欲しいだろう。だったらなんで日本は自衛隊を出して、掃海艇で機雷を除去しないのか』と、日本の防衛出動を求めてくる可能性もあります。

共同通信社編集委員 太田昌克さん:今大切なことは、これ異常事態をエスカレートさせないこと。日本はアメリカにも毅然と言うべき事は言って、早く停戦の道筋を描く外交努力を、今この時から始めて欲しいです。

「トランプ大統領が日本の防衛出動を求めてくる可能性も」
「トランプ大統領が日本の防衛出動を求めてくる可能性も」

(関西テレビ「newsランナー」 2025年6月23日放送)

関西テレビ
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