2200袋、約11トン分の商品に長蛇の列。政府の随意契約で売り渡された備蓄米が6月19日で熊本・嘉島町のイオン熊本店でも販売が始まった。
1家族1袋のみで2200袋即日完売
嘉島町のイオン熊本店はオープン1時間半前にもかかわらず長い行列ができていた。買い物客は「〈どんなものか味見してみるかな〉と思って」や「暑い中、並んでいます。ゲットして帰りたい」と話し、早い人は午前5時半ごろから並んでいると話す。

暑さ対策で、急きょ店内で待機してもらうことになり、約400人が列を作ったため10分早めて開店した。

19日に販売されたのは、2022年産のいわゆる『古古米』で、5キロ税込み2138円。1家族1袋のみで2200袋が販売された。

購入者は「やっと買えました。よかった」や「孫がいるから、いっぱい食べるから高校生だから5キロはすぐ終わります」と話した。また、子どもが4人いると話す父親は「僕があまり食べないようにしている。もうちょっと安くしてほしい。農家も大変だと思うが」と話した。
次回以降はホームページで告知
イオン九州によると、6月19日に売り出した分は、午後6時ごろに完売したという。

イオン九州の戸簾耕作熊本東営業部長は「お米を、安定的にお客さまがいろいろな選択ができるように、安全・安心を踏まえて販売したい」と話した。

イオングループ全体では随意契約の備蓄米を2万トン購入。熊本県内の店舗での次の販売時期は未定だが、決まり次第、ホームページで知らせるという。
(テレビ熊本)