岩手県盛岡市の盛岡第一高校は、2026年度、単位制を導入した上で、医師を目指す生徒向けの「医系コース」を新設することになりました。
県教育委員会は、県内で医師不足が深刻化する中、医学部医学科に進学する生徒の増加につなげようと、2026年度、盛岡一高に単位制を導入した上で「医系コース」を新設します。
医学部進学を見据えたコースの設置は県内の県立高校では初めてです。
このコースは特別なクラスを設けるものではなく、普通科と理数科いずれの生徒も授業を選んで受けることができます。
1、2年生を対象に病院の見学や医師の講演会などを実施するほか、3年次には医学部受験を見据えて面接や小論文などの指導をする「医学特論」、医系や理工系への進学希望者を対象とした英語などの選択科目を開講する予定です。
県教育委員会の西川信明高校改革課長は「医師の地域ごとの偏りが解消されるようしっかりと人材を養成していきたい」としています。