テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「子どもが感じる暑さ」についてお伝えする。
宮崎は17日も暑かった。猛暑日となったところはなかったが、県内すべての観測地点で真夏日となった。この先も日差しが届けば、真夏日が当たり前という日が続いていきそうだ。
まずは「宮崎弁DEてげてげ天気予報」のコーナー、11回目は「椎葉村」編。面積が広い宮崎県では、同じ県内でも言葉が若干違う。古山予報士自身の勉強のための挑戦でもあり、26市町村制覇を「あいうえお順」で目指している。
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「なんさま 今から あと~なるけ~ おせどま~ こめゃ子ば ゆうに見るごと しゅうや」
翻訳すると…
「とにかく 今から 暑くなるから 大人たち 小さい子を よく見るように しましょうね」
というのも、子どもが感じる暑さは、大人の比ではないからだ。アスファルトが55℃のとき、大人の顔の高さで30℃だったとしたら、子どもの顔の高さは何℃ぐらいか?
正解は38℃ぐらい。ペットの場合はさらに低いので40℃ぐらいになる。ベビーカーもこのぐらいの気温になっている可能性がある。つまり、大人が「暑い」と感じる時は、子どもたちは「それ以上に暑い」と感じているということだ。
他にも、子どもが熱中症になりやすい理由がある。「汗をかく能力が低い」「自分で水分補給をするという意識が低い」「自分の体調を伝える能力が低い」などが挙げられる。だからこそ、大人がケアをしてあげる事が大切だ。
対策は、子どもをよく観察して、顔が赤く、ひどく汗をかいている場合は涼しい環境に移動させて休ませる。また、日頃から自分で水を飲むよう指導したり、適度な外遊びで子どもにも「暑熱順化」をさせるようにすると良い。
ここからは、古山圭子の「ここ行こやん」のコーナー。今回、古山予報士は門川町の「桃源郷岬」に行ってきた。「桃源郷岬」といえば、ブルーオーシャンとアジサイのコラボレーションなのだが…行った瞬間、濃い霧が発生していて、「一寸先は闇」ならぬ「一寸先は霧」だったという…
しかしそこは気象予報士。そのあと晴れると予想して1時間粘り、海を望めるまでに回復したところで写真を撮影できた。
この園を作った川崎さんとも記念撮影。門川町・桃源郷岬のアジサイは、6月いっぱい見頃が続くということで、この週末おすすめとなっている。
(テレビ宮崎)
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