「おおむね428グラムで致死量」。愛媛県宇和島市の海で新たに天然マガキから、国の規制値を超えるマヒ性の貝毒が検出されたと3日に発表されました。県はアサリなどの二枚貝を採取しないよう呼びかけ、付近の漁協にヒオウギ貝の出荷停止を指導しています。

愛媛県によりますと、マヒ性の貝毒が検出されたのは宇和島市下波地区の沖合。県の水産研究センターが6月1日に調査したところ、アサリなどの二枚貝にマヒ性の貝毒を蓄積させるプランクトン「ギムノディニウム・カテナータム」が、危険濃度を超えて確認されました。

このあと天然マガキを採取し検査したところ、6月3日に貝毒が国の規制値を上回る1グラムあたり7.0マウスユニット検出されました。

このマヒ性の貝毒の貝を食べると食後30分程で唇や顔面のしびれ、痛みがあらわれたあと、手足のマヒが起こり、重症の場合は呼吸マヒにより死亡するケースもあるとされています。

人の致死量は3000マウスユニットとされ、今回のケースでは貝の肉おおむね428グラムに相当する計算です。

ただこの毒はアワビやサザエなどの巻貝や魚、エビやタコ、イカ、海藻類には影響はなく、食べても安全ということです。

愛媛県は現場に看板を立て、二枚貝を採取したり自宅で食べたりしないよう呼びかけているほか、ヒオウギ貝を養殖する付近の漁協に安全性が確認されるまで、出荷を停止するよう指導しています。

宇和島市では北灘湾でも、このマヒ性の貝毒が今年4月に発生しています。

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テレビ愛媛
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