熊本と香港を結ぶ香港航空が、7月から10月までの夏ダイヤを欠航することが分かった。香港航空は「国際情勢や機体繰りなどによるもの」とコメントしている。
香港航空 週4便の熊本-香港線が欠航へ
熊本県によると、6月11日に香港航空から「7月から10月までの夏ダイヤ期間を欠航する」と連絡があったという。

香港航空は熊本と中国・香港を結ぶ国際線で、熊本地震の影響で長期間運休していたが、2023年12月に再開。現在は週4便が運行している。

香港航空によると、今回の欠航は、トランプ関税の影響で中国国内への路線強化のための機材繰りや、円安も一時期と比べ落ち着きを見せていることなど、複合的な要因からの判断だという。

一方で、『運休』ではなく『欠航』と表現し、「国際情勢を見ながら早い再開を目指したい」としている。
7~10月は熊本空港で実質香港線なくなる
また、熊本県も「できるだけ早く運行再開できるよう航空会社と協議を行いたい」とコメント。熊本-香港線は2024年3月からLCC・格安航空の香港エクスプレスが運休していて、今回の香港航空の欠航で、熊本空港の国際線が10月まで実質1路線なくなることになる。

熊本県の木村知事は「欠航の理由について『香港から日本への旅行需要の著しい減少のため』と聞いている」とコメント。「今後も熊本の魅力を発信するなど、取り組みを継続して行う」としている。
(テレビ熊本)