随意契約による2021年産・備蓄米の申し込み受付が始まった。

申し込みの受付が始まった随意契約の備蓄米は、2021年産・10万トンとこれまでの随意契約で買い手がついていない2万トンの、合わせて12万トンだ。

橋下徹氏
橋下徹氏
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■2020年産の「古古古古米」も放出される予定

今回は、申し込みの上限を設けず、中小のスーパーや大手小売業者、それに町の米店も対象だ。

小泉農水相:約30社から応募があると聞いている。

今後、2020年産の「古古古古米」も放出される予定で、コメ価格全体の値下がりにつながるかが注目される。

小泉農水相
小泉農水相

■「備蓄米と銘柄米のブレンド」でより価格が安くなるのでは

橋下徹氏は、備蓄米の放出について、「小泉農水相はスピード重視でやっている」と評価した一方で「微修正してもらいたい」と述べた。

橋下徹氏:スピードを重視すると公平性を害する部分が出てくるので、微修正してもらいたい。2020年度米を安い金額で出せば、みんな買ってしまってそれで終わりになってしまう。

そして、米全体の価格を下げるために、備蓄米と銘柄米のブレンドの提案をした。

橋下徹氏:米全体の価格を下げるためには備蓄米をブレンド米にして、備蓄米20万トンと銘柄米20万と合わせれば40万トンの安い米ができる。備蓄米の量を7:3ぐらいにすれば、60万トン分ぐらいのブレンド米が3000円台ぐらいのができるから、より価格が安くなっていくんじゃないかという議論もある。

また、小泉農水相には「ワンクッション入れて考えて」と注文した。

橋下徹氏:一気に1700円とかでドーンと出すというところをワンクッション入れて、考えてもらいたいなと思います。(安い備蓄米に)殺到してしまって、みんなが買ってしまってそれで終わりになる。

橋下徹氏
橋下徹氏

(関西テレビ「newsランナー」 2025年6月11日放送)

関西テレビ
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