「大阪・関西万博」の来場者数が、開幕8週目(6月1日~7日)に、102万6533人であったと、博覧会協会がホームページで発表している。
8週目は、7週目(5月25日~31日)の来場者106万7841人を下回ったが、2週続けて週間来場者数が100万人を超えている。
ただ来場者が大きく減少した日があり、「雨」の影響を受けているとみられる。
※来場者数には関係者の人数も含む。

■週間来場者「100万人以上」続くが“増加傾向”は落ち着いたか
開幕の4月13日に14万6426人が来場し、開幕後にいったん減少したが、しだいに来場者は増加していった。ゴールデンウイーク期間には上下がありながらも、おおむね“増加傾向”がみられた。
ゴールデンウイーク最終日の5月6日に急激な減少があって、その後回復し、再び“増加傾向”となり、7週目には1週間の来場者数としてこれまでで最高となる106万7841人が来場した。
8週目は102万6533人で、7週目より減少したが、100万人以上が続いている。
来場者数は“増加”から、“安定”に移行したともみられる。

週間の来場者数を整理すると、
・1週目:63万9875人(1日平均9万1411人)
・2週目:73万9780人(1日平均10万5683人)
・3週目:75万3699人(1日平均10万7671人)
・4週目:77万1530人(1日平均11万219人)
・5週目:87万8739人(1日平均12万5534人)
・6週目:95万2056人(1日平均13万6008人)
・7週目:106万7841人(1日平均15万2549人)
・8週目:102万6533人(1日平均14万6648人)
となり、7週目まで増加を続け、8週目は前週よりやや減少した。
博覧会協会が想定する会期中の来場者「2820万人」を達成するためには、「1日平均15万人」の来場が必要な計算になるが、7週目に1日平均の来場者が15万2549人となり、1週間を通しての平均で目標達成基準15万人を上回った。
8週目は1日平均14万6648人となり、15万人を少し下回ったが、15万人に近い平均来場者数で推移している。
なお6月7日(土)までの累計来場者数は683万53人になったと、博覧会協会が発表している。

■“雨の日”は来場者減少
毎日の来場者数のグラフをみると、大きく減少している日がある。

開幕直後や、ゴールデンウィーク終りのタイミング以外で大きく減少しているのが、6月3日と10日で、大阪で朝から午後まで強い雨が降った日だった。

雨の降り方が来場者数に大きく影響しているのではないかとみられ、これからの梅雨や台風シーズンの来場者数がどう変化していくのか、注目だ。

(関西テレビ 2025年6月11日)