福岡県と県議会の蔵内勇夫議長などが中心となって推進するワンヘルス(人と動物の健康と環境保全を一体的に考える理念)関連の政策について10日、蔵内議長が記者団の取材に応じ、その意義を改めて強調しました。
ワンヘルス政策をめぐっては服部知事が、有識者などによる行政改革審議会に諮問し、これまでの事業の進め方や必要性を評価してもらう考えを明らかにしています。
また、保健環境研究所と動物保健衛生所などを一体的に整備する「ワンヘルスセンター」の建設が進むみやま市の市議会は、ワンヘルス政策の必要性や妥当性の検証を県に求める意見書案をこれまでに全会一致で可決しました。
こうした中、蔵内議長は10日、記者団に対し「福岡県から発信したこのワンヘルスはもう国策となっている」と述べ、意義を強調しました。
また筑後広域公園内に約3億円をかけて建設されたモニュメントについても「将来評価されると思う」として「ワンヘルスの発祥の地には、やはりシンボルが必要なんです」と話しました。
主なやりとりは以下の通りです。
ーーワンヘルス政策について県が行政改革審議会に諮問し、必要性や妥当性を評価・検証することになった。
蔵内議長:
行政改革審議会ですべてのワンヘルスに関する予算、成果等を審議をされて、それでも認められないという答えであれば仕方ないと思います。ただ、我々福岡県から発信したこのワンヘルスはすでにもう国策となっています。そして世界中が、国連をはじめすべての団体が来年に向けてワンヘルスの国際会議をやると。私はぜひこれをワンヘルスのダボス会議になるように頑張りたいと思っています。
ーー 県民の理解が進んでない面もあるが。
蔵内議長:
それは私も反省するところがあるかもしれないが、知事選挙のときにワンヘルスが1つの論点になりましたよね。ネガティブキャンペーンがそこから始まった。これは大きな原因だと思っています。ただ、知事もおっしゃっていたように、我々自身ももう少し丁寧に説明することが欠けていたかなとは思います。
ーー約3億円のモニュメントには批判もある。
蔵内議長:
私は将来、評価されると思います。ワンヘルスが国際的に大きな流れになってきますので、ある意味でワンヘルスの発祥の地となるでしょう。そういったところにはやはりシンボルが必要なんです。あのワンヘルスのモニュメントが2億数千万円かかっています。僕は評価されると思ってます。
