香川県は6月3日、高松市屋島周辺の瀬戸内海で養殖されたマガキから、国の規制値を超えるまひ性貝毒を検出したと発表しました。地元の漁協に二枚貝の出荷を自主規制するよう要請しました。

香川県が屋島周辺の海域で3日に行った検査で、養殖マガキから国の規制値の約1.5倍のまひ性貝毒が検出されたということです。

まひ性貝毒は加熱しても毒性は弱くならず、食べた場合の症状として、食後約30分で舌や唇などがしびれ、重症の場合は体が思うように動かなくなることがあるということです。

県によりますと、この海域で取れた二枚貝は現在、市場には流通しておらず、潮干狩りなどで取れた二枚貝は安全性が確認されるまで、食べないよう呼びかけています。この海域で取れた、二枚貝以外の魚類等は食べても問題がないとしています。

岡山・香川では、岡山県でも笠岡市の瀬戸内海で取れたアサリからまひ性貝毒が検出されたと発表(5月14日)されていて、6月4日現在も、この海域で取れた二枚貝を食べないよう呼びかけています。

【屋島周辺海域】
高松市庵治町御殿鼻と高松市大島東南端を結ぶ直線、高松市大島アバキノ鼻と高松市屋島西町長崎鼻を経て高松市朝日町陸岸に至る直線及び陸岸で囲まれた範囲

岡山放送
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