台風12号上陸の可能性はかなり低くなりましたが、私たちの体に与える影響は大きくなりそうです。台風が通過するときに注意してほしいのは“気象病”なんです。

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気象病とは?

“気象病”という言葉を聞いたことがある人もいると思いますが、なぜ“気象病”が起こるのでしょうか?その理由は主に「寒暖差」と「気圧差」なんです。

台風12号が上陸しなくても、関東や東海地方では気圧の変動が大きくなってきています。さらに、北風が吹いているので、各地で寒暖差も大きくなり、私たちの体への影響が出てきそうです。一体どんな影響なのでしょうか。

気象病の症状                                     

せたがや内科・神経内科クリニックの久手堅司(くでけん つかさ)院長によると、寒暖差が大きいと、“冷え”の症状が出て、おなか・内臓などの調子が悪くなる人が多いそうです。特に、一日の寒暖差が7 ℃以上あるときには気をつけて下さい。

一方、気圧差が大きいと、頭痛、目まい、首や肩の凝りなどの症状を訴える人が多いそうです。

天達気象予報士の「気象病予報」

台風12号の影響で、各地で寒暖差や気圧差が大きくなっていますが、24日(木)〜25日(金)にかけて、どんな気象病の注意が必要なのでしょうか?

天達気象予報士が、寒暖差と気圧差による「気象病予報」を作ってみました。

◆九州

台風から離れていますが、24日(木)は低気圧の影響で、気圧も気温も変化が大きくなりそうです。そのため、“頭痛”や“冷え”などに注意して下さい。

◆東海

24日(木)は、気圧の変化が大きくなりそうなので、“頭痛”などに注意して下さい。

25日(金)は、寒暖差が大きくなり、“冷え”などの症状が出てきそうです。

◆関東甲信

24日(木)〜25日(金)にかけて、気圧差が大きくなるので“頭痛”などに注意が必要です。

◆東北

これから台風が近くを通過する東北では、24日(木)は“頭痛”と“冷え”の両方の症状が出る可能性があります。25日(金)は“頭痛”に気をつけて下さい。

◆北海道

24日(木)は“冷え”などに注意が必要ですが、25日(金)は、“頭痛”と“冷え”両方に注意して下さい。

もし、頭痛や冷えなど、気象病の症状が出たときは、マッサージや、体を温めるなどして対策をとると良いでしょう。

(とくダネ!『あまダネ!』9月24日放送)

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