2024年5月、女性に性的暴行をしようとしてけがをさせた罪に問われているアメリカ海兵隊員の男の裁判員裁判が6月2日那覇地方裁判所で開かれ、男は起訴内容を否認し無罪を主張しました。
起訴状によりますとアメリカ海兵隊の上等兵ジャメル・クレイトン被告（22）は、2024年5月、県内の建物内で女性の背後から首を締めるなどしたうえ性的暴行をしようとして、女性の目や口にケガをさせた不同意性交等致傷の罪に問われています。
初公判でクレイトン被告は「疑われている行為は一切していません」と無罪を主張しました。
検察側は「被告人は同じタクシーに乗るなどして被害者に付きまとい性的暴行を加えようとした上、一連の行為によってけがをさせた」と指摘しています。
弁護側は「同じタクシーに乗ったのは合意の上で、また、いかなる暴力行為も行っておらずけがをさせた事実はない」と無罪を主張しています。3日は被害にあった女性の証人尋問が行われる予定です。
