プールでの事故を防ごうと、AIを活用して溺れている人を検知するシステムが、恩納村のホテルで導入されました。

譜久村司記者:
これまで監視員の目で支えられてきたプールの安全管理に、AIという頼もしい味方が加わりました

事故警告システム「SAFESWIM」は、監視カメラの映像をAIが解析し、プールの利用客の水中での動きをリアルタイムで判別するものです。

溺れたり沈んだりしている人を検知すると、設置されたパトライトが点滅して近くのライフガードに知らせるほか、どこで溺れているかマップ上で即座に位置を把握できます。

株式会社BLUEPOWER 西尾直樹代表取締役:
本来、人間が監視員として見ていたものですが、世の中の人材不足の波の中で、なかなか人を集めることも難しくなっている。人に代替するシステムとして、かなり有効だと考えています

監視業務では目が離せない状況が多いほか、一人の人間が長時間集中力を維持することが困難な中、AIが業務を補助します。

このシステムを県内で初めて導入した沖縄かりゆしリゾートEXES恩納は、「全ての利用客が安心してプールを楽しめるように、システムを役立てたい」としています。

沖縄テレビ
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