ロシアのプーチン大統領と安倍晋三元首相の妻・昭恵さんが、モスクワで面会した。
安倍昭恵さんと親交がある古市憲寿さんは、今回のモスクワ訪問について、「私人としての国際交流が何かあった時にひとつの防波堤になる。そこに意味があると思う」と持論を述べた。

■モスクワ訪問の目的は「巡礼外交なのかな」と古市氏
30日、関西テレビ・旬感LIVEとれたてっ!に出演した社会学者の古市憲寿さんは、「巡礼外交なのかな」とモスクワ訪問の目的について私見を述べた。
古市憲寿さん:巡礼外交なのかなと思っていて、夫が昔行った場所、ゆかりがある場所に行って、ある意味巡礼なんですけど、それを通して外交しているのかなと思いました。
昭恵さんに直接「なんでロシアに行ったんですか?」と聞いたという古市さん。その理由は二つあったそうだ。
「晋三さんが亡くなった後にプーチン大統領から温かいメッセージをもらって、日ロ関係に尽力するために二人が力を尽くしたということで、お礼を伝えることが一つ」
二つ目に「晋三さんがロシアのバレエがとても美しかったと言っていた。そのバレエを私も見たかった」と明かしたそうだ。
現地では「ロシア料理や日本のラーメンを食べた」ということだ。

■「私人としての国際交流が何かあった時にひとつの防波堤になる」
「ロシア側の思惑は透けて見えるものはあったのか?」という問いに、「もちろんロシア側も、日本側も思惑はある」と答えた古市さん。
古市憲寿さん:ロシア側としては、(現在の)こういう関係だから仲良くする。日本側としても、友好関係ではないけれども、隣国であることは変わらない。昭恵さんも直接戦争の話をしたわけではない。あくまでも民間人としてできることをした。
そして、「公式な外交ではないですけど、日本とはあまり良い関係ではないロシアともいろんなチャンネルを持っていくのもすごく大事。私人としての国際交流が何かあった時にひとつの防波堤になる。そこに意味があると思う」と古市さんは持論を述べた。

■「どう転ぶかは分からないけど、外交チャンネルを作っておくことは大事」
また、石原良純さんは、外交の「チャンネルを作っておくことは大事」と話した。
石原良純さん:外交というまでではないけれども、チャンネルは作っておかないといけない。(種を)撒いとけばいいというか、それがどう転ぶかはわからないけれど、チャンネルを作っておくことは大事。『昭恵さん好き・嫌い』でいろんな人がいるかもしれないけど、これも一つだと思いますよ。
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!2025年5月30日放送)
