北海道で、突然の車線変更で前に割り込んでくる道路パトロールカーがカメラに捉えられた。撮影者はギリギリで停車し事故は回避されたが、運転手は書類に夢中で気づいていなかったという。また、埼玉や佐賀では逆走やわき見運転に遭遇したドライバーが、危機一髪で回避する瞬間も確認されている。
ヒヤリ!急な車線変更をしたパトロールカー
北海道・音更町で4月24日午後1時半頃に撮影されたのは、突然身に降りかかる危険な瞬間だった。

当時、撮影者は道路を走行中だったが、右側を走っていた車が急な車線変更で前に割り込んできた。撮影者は「びっくりしました。まさか突然出てくるとは思わなかったので」と語っている。
しかも、この車は道路状況の見回りなどを行う“パトロールカー”だった。撮影者は急ハンドルで減速し、歩道の植え込みギリギリで停車して事故を回避した。
その後、パトロールカーは路肩で停車したが、撮影者は「(運転手は)書類を見ていたので、(危険運転に)全く気づいていないようでした。車線変更するときに後ろをちゃんと見ろと言いたい」と話している。
逆走車を早期発見!パッシングで回避
一方、埼玉・川島町で4月29日午後6時半過ぎ、危険をいち早く察知し事故を回避した場面がカメラに捉えられていた。

撮影者が数百m先に気づいたのは、闇夜に迫るライト。走ってきたのは逆走車だった。撮影者は「途切れない光があったので『あれ?なんかおかしいぞ』と」と振り返る。
パッシングとハザードランプで周囲に異変を知らせると、逆走車は対向車線へ戻っていった。
脇見運転?衝突寸前でクラクション
さらに佐賀・神埼市で5月2日午後3時過ぎ、こちらでも危険に気が付いたドライバーが、間一髪で難を逃れる場面が撮影されていた。
この日、撮影者は見晴らしのいい道路を走行中だった。

そこへ対向車がセンターラインを超えてこちらに接近してきた。
撮影者がクラクションを鳴らし、大事には至らなかったが、音を鳴らしていなければ正面衝突の可能性もあった。
撮影者によると、相手の運転手が下を向いた状態からとっさに顔を上げる様子が見えたという。
撮影者は「わき見運転はやめて下さい。たったの数秒で命に関わる重大な事故に発展するかもしれないということを自覚してほしい」と呼びかけている。
(「イット!」 5月29日放送より)