重症化すると命に関わると言われている熱中症。

ことしの夏も猛暑の予想だということで、片平敦気象予報士が今後の暑さを詳しく解説する。

片平敦気象予報士
片平敦気象予報士
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■6月の梅雨の前半からムシムシ 梅雨の晴れ間のタイミングで「真夏をリハーサル」

片平敦気象予報士:最新の3カ月予報、6月、7月、8月の気温の予想なんですが、天気は全部赤くなっていて、平年よりも気温が高いということです。一言で言うと、今年の夏も『猛暑』というぐらいですね。特に6月、これから梅雨の季節に入ってきますけど、このタイミングでも赤い表示で、平年より高いです。

たいがい、6月って梅雨寒があって気温が低めのイメージがあるかもしれないんですが、今年はどうもそんなことはありません。 6月の梅雨の前半からムシムシ。梅雨の晴れ間のタイミングで真夏をリハーサルしているような暑さがやってきそうなので、6月のうちから熱中症対策は万全にしていただきたいですね。

ことしの夏も猛暑
ことしの夏も猛暑

■エアコン・扇風機 日傘や帽子の利用も 意識的に熱中症にならないように行動を

また、片平気象予報士は熱中症対策として、水分補給やエアコンの利用など基本的な対策をしっかりと行うことが大切だと話した。

片平敦気象予報士:熱中症対策は基本的なものですが、まずしっかり確認してください。熱中症にならないために、屋内ではエアコンなど使っていただいて、もちろん扇風機も使っていただくのが大事です。温度調節をしていただきたいですし、6月の梅雨の期間にわりと湿気が多いときは、まだ気温がそこまで上がっていないんだったら、除湿の機能もうまく使ってほしいですね。

あと、お年寄りの方は暑さを感じにくくなったり、エアコンの風が嫌だという方もいると思うんですけど、本当に気温が上がってるときは、周りの方や遠くに住んでいるご家族が、『今日はエアコン入れてねって』と電話を一本入れるとか、そういったことも大事です。

屋外では日傘や帽子などを利用するのが大切です。日陰に入るとまだマシなこともありますから、それも活用してください。室内も屋外もどっちもですが、こまめな水分補給と適度な塩分補給もしっかりと心がけて、意識的に熱中症にならないように行動してほしいですね。

熱中症にならないために
熱中症にならないために

菊地弁護士はトライアスロンをされていますが、熱中症対策はどのようにされているのでしょうか。

菊地幸夫弁護士:途中で汗かいたら補給すればいい、じゃなくて、『よーい』で構えたこのときにもすでに脱水が始まってるんです。なので定期的にこまめに飲んでいっています。

ことしも侮れない暑さになるということで、お子さんやご高齢の方は特に熱中症には注意が必要だ。


(関西テレビ「newsランナー」2025年5月29日放送)

トライアスロンをする菊地弁護士
トライアスロンをする菊地弁護士
関西テレビ
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