テレビ宮崎の夕方ニュース「#Link」でお天気コーナーを担当している気象予報士・古山圭子さんが特技のイラストを使って天気の豆知識を解説するコーナー。今回は「前線ってなぁに?」をテーマにお伝えする。

てげてげ天気予報は「串間市」編

まずは「宮崎弁DEてげてげ天気予報」のコーナー、6回目は「串間市」編。面積が広い宮崎県では、同じ県内でも言葉が若干違う。古山予報士自身の勉強のための挑戦でもあり、26市町村制覇を「あいうえお順」で目指している。

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「あしたん天気はよぉ きゅと ひとっこつ やかい きゅのようなきむんでいたっくいやいよ」

翻訳すると…「あしたの天気は きょうと同じだから きょうのような服装で出かけてね」とのこと。

そもそも前線とは何?

そしてきょうのポイントは、「前線ってなぁに?」児玉アナウンサーもニュースで「梅雨前線」「停滞前線」などの言葉を使っているが、実際「前線って何なのか?」と聞かれると、うまく説明できなさそうだ。

ここで古山予報士、「やってみましょう!」と、相撲の呼び出しを始めた。「ひが~し~、春の空気~」「に~し~、夏の空気~」両者異なる2つの空気がにらみ合い、「はっけよ~い、のこった!」と、古山予報士と児玉アナが押し合いを演じはじめた。

そう、梅雨前線とは、春の空気と夏の空気、異なる2つの空気がせめぎ合うところで発生する。ぶつかり合ったところでは逃げ場がないため、どんどん空気が上昇していき、上空で空気が冷やされる。すると、水蒸気が水や氷の粒になり、雲になって雨を降らせるということだ。この異なる空気がぶつかり合う場所、ここが前線。

図で解説すると北に春の空気、南に夏の空気、そのせめぎ合うところが、梅雨前線。この前線がどんどん北上することで、春から梅雨、梅雨から夏と季節が移り変わるということになる。

この先の天気図を見ていくと、前線は南の方に停滞する予想。来週月曜日にかけて、九州付近は春の空気に包まれる予想だが、来週火曜日以降は夏の空気。ムシっとした体感となっていきそうで、熱中症に注意が必要だ。
(テレビ宮崎)

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