岡山の女子サッカー界にうれしいニュースです。ワールドカップの優勝メンバーで元日本代表の福元美穂選手（４１）が、９年ぶりに岡山湯郷ベルに復帰することになりました。
（岡山湯郷ベルへ復帰 福元美穂選手）
「９年ぶりに湯郷ベルでプレーさせていただくことを本当に感謝している。今ここで話していることもまだ信じられない。夢のような感じなんですけども」
記者会見に臨んだのは、岡山湯郷ベルに復帰する福元美穂選手と高橋寿輝ＧＭです。前に所属していたチームでの引退を考えていたという福元選手ですが、ある思いを抱えて今回の移籍を決断しました。
（福元美穂選手）
「ずっと心に引っかかっていることがあって、それは岡山湯郷ベルへの思いでした。このまま引退してしまったら一生後悔するのではないかと思い悩んでいっぱい考えて出した答えが最後岡山湯郷ベルのユニホームを着て感謝を伝えたいというものでした」
ゴールキーパーの福元選手は、２０１６年まで、約１５年間ベルでプレーしキャプテンも務めました。ベル在籍時の２０１１年には、なでしこジャパンのメンバーとしてワールドカップ優勝を果たし、岡山のまちを沸かせました。
９年ぶりの福元選手の復帰にサポーターも期待を寄せています。
（サポーターは…）
「うれしい。よく帰ってきてくれたなと思う。ありがたい。ふくちゃん（福元選手）の思いがみんなに伝わると思う」
「しっかり湯郷ベルのサポーターは（福元選手の活躍を）見ているので頑張ってほしい」
背番号は、感謝の気持ちを込めて「サンキュー」と読める３９番に決まりました。
（福元美穂選手）
「感謝の気持ちを言葉ではなく行動で示していきたい。クラブや地域の皆さんの力になれるよう精いっぱい頑張るのでよろしくお願いします」
福元選手は、６月８日の伊賀ＦＣとの試合から出場可能ということです。
