香川県や香川県警などが交通事故が多発する現場を分析し、事故の抑止につなげようと5月21日にまんのう町で現場の総合診断を行いました。
(中村香月記者)
「香川県まんのう町の国道32号です。近くには民家があり、人や車の交通量が多い場所ですが、横断歩道などはなく、安全に横断するのは難しい状況となっています」
総合診断は、交通事故が多発する現場を分析し、抑止につなげようと、1972年から毎年2回行われているものです。
県や県警などから10人あまりが参加し、町内の道路で交通量や事故につながる要因などを診断しました。この場所では、2024年10月、道路上にいた歩行者2人が乗用車にはねられるなど、ここ1年で2件の人身事故が起きていて、地元からは押しボタン式信号機と横断歩道の設置が求められています。
(香川県 くらし安全安心課 藤井雄一朗主幹)
「住民が安全に横断できるよう、関係機関が知恵を絞り、より良い交通環境の整備に努めたい」
県や警察などは今後、総合診断の結果を検討し、2025年度中に必要な対策を取りたいとしています。