那覇空港と返還が予定されるアメリカ軍基地の一体的な開発を目指すプロジェクトで19日、成長戦略を描いたグランドデザインが発表されました。

経済団体が主導するGW2050PROJECTSは、那覇空港の機能拡張と合わせて、返還が予定される那覇港湾施設や牧港補給地区、普天間基地を価値創造拠点と位置づけ、一体的な開発に官民で取り組むものです。

19日発表されたグランドデザインでは、2050年の成長目標として、沖縄県内総生産を現在のおよそ2倍となる11兆円に、1人当たりの県民所得を現在の254万円から624万円に引き上げることなどが掲げられました。

GW2050PROJECTS推進協議会 金城克也代表理事:
ただ夢を描くだけではプロジェクトではない。3市との連携、企業会との連携、国と県との連携をしっかりと密に行い、実現を図るために取り組んでいきたい

協議会では、基地返還の早期実現を前提に、2025年度、より具体的な実施計画を取りまとめ、国や県へ提言する方針です。

目標の達成に向けては、観光関連産業の高付加価値化に加え、海洋資源などを活用したブルーエコノミー分野や航空関連分野での新たな産業の創出を目指すとしています。

また、成長産業をリードする高度専門人材の育成や次世代を担うグローバルな教育環境の整備にも取り組むとしています。

沖縄テレビ
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