2023年那覇市で男性が殴られスマートフォンが奪われた事件で強盗致傷の罪に問われている男2人の初公判が19日那覇地方裁判所で開かれ、2人は起訴内容を一部否認しました。
この裁判は2023年11月那覇市泊の路上で50代の男性の顔面を殴ってスマートフォンを奪いくも膜下出血などのけがをさせたとして住所不定無職の池間直哉(23)被告と浦添市の無職 平識空(22)被告が強盗致傷の罪に問われているものです。
19日那覇地方裁判所で始まった裁判員裁判で2人は「共謀してスマートフォンを奪ったことは認めるが暴行はしていない」と起訴内容を一部否認しました。
それぞれの弁護人は金目の物を奪おうとしたにすぎず強盗致傷罪は成立しないと主張し、この中では池間被告が「平識被告が被害者とつかみ合いになっていた」とする一方、平識被告は池間被告が暴行を加えていたと2人の説明が食い違っています。
検察側は「暴行はあった、被害者のけがの重さを踏まえると犯行は悪質で重大」と指摘しました。