県内では警察官を騙るオレオレ詐欺やSNS型投資詐欺で金を騙し取られる被害が相次いで確認されています。
浦添市に住む20代の女性の携帯電話に5月17日、沖縄県警の警察官を騙る男から「あなたの口座が犯罪に使われている、県外の警察があなたのことを捜査している」と電話がありました。電話はその後、県外の警察官を騙る男に転送され、女性はLINEのビデオ通話で警察手帳のようなものを見せられ「金の流れを確認するために口座のお金を確認する必要がある」などと言われたため、これを信じ、指定された口座に約100万円を振り込み騙し取られました。
また、同じく17日に那覇市に住む30代の会社員の男性にも県外の警察官を騙る男から「資金洗浄事件であなた名義のキャッシュカードが振り込み口座に使用され被害届が出ている」などと嘘の電話があり、同様の手口で約76万円を騙し取られる被害が発生しています。
このほか、那覇市の50代の女性はSNSの広告からLINEのグループチャットに誘導され「トランプ関税の影響で株価が不安定」として、暗号資産への投資話を持ち掛けられ、約170万円を騙し取られる被害もありました。
警察は不審な点があれば1人で判断せず、家族や友人、警察などに相談するよう呼びかけています。