みなさん、富士山から、“夏の終わりを感じさせる便り”が届きましたよ。
「初雪化粧」宣言
9月21日、山梨県富士吉田市が独自に富士山の「初雪化粧宣言」を発表しました。

山肌がうっすらと白くなっていますね。しかし、気象庁から公式の「初冠雪」はまだ発表されていません。これは一体どういうことなのでしょうか?

「初冠雪」の定義
富士山の「初冠雪」を観測・発表しているのは、山梨県にある甲府地方気象台です。

「初冠雪」には観測・発表の定義が存在します。

「初冠雪」は、“8月1日以降、山麓の気象官署から山頂付近が初めて積雪などで白く見えること”と定義されています。
そのため、20日に降った雪が山頂に積もり白くなっていたようですが、甲府地方気象台からは、雲や観測した位置などによって、冠雪が確認できなかったためまだ発表されていないそうです。

つまり、「初冠雪」は雲が晴れて、甲府地方気象台から目視で積雪を確認できたときに初めて発表されるということなんです。

「初冠雪」いつ宣言される?
これは、22日午前6時ごろ、甲府市から見た富士山の様子です。

晴れていますが、まだ山頂の様子がはっきりと見えませんね。この後、晴れて目視で雪が確認できれば、数日以内に「初冠雪」が発表されるかもしれません。
(とくダネ!『あまダネ!』9月22日放送)