1990年代にギャルの間で流行した「ルーズソックス」。令和の今、再注目されているのだという。なぜ今、ルーズソックスへの注目度が高まっているのだろうか。専門家は、若者を中心にブームになっている“平成レトロ”が要因のひとつになっていると指摘する。

“ルーズソックス”令和で再流行? 

13日の東京・原宿では、白いルーズソックスをはいた人の姿が多く見られた。

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ルーズソックスを履いていた女性たちに話を聞くと「インスタで見て、かわいいなって」「結構周りの子もちょこちょこルーズソックスはいてたりしている。普通の靴下は寂しい、ボリューム出てアクセントになる。かわいいので、テンションもすごく上がって、毎日楽しくなります」と笑顔を見せる。

1990年代にギャルの間で流行した「ルーズソックス」だが、令和の今、再び注目されているのだという。

原宿の靴下専門店を訪れてみると、たくさんのルーズソックスが並べられていた。この店では、定番の白のルーズソックスが月に200足ほど売れているという。

「靴下屋」原宿竹下通り店 永井由依子 店長:
最近は、ミニスカートやショートパンツに合わせてルーズにはくのが可愛い。
下は小学生から、上は20代30代くらいまで幅広く購入していただけています。

また、永井店長によると最近はデザインも変化しているといい「長さが短くなっていて、以前よりもかなりすっきりはいていただけるような形になる」と話す。

これからの暑くなる時期に向けて人気なのは、ガーゼ素材のタイプだというが、さらに人気だというのが…。

「靴下屋」原宿竹下通り店 永井由依子 店長:
ルーズ(ソックス)っぽくはく、くしゅくしゅっとしてはいていただける商品が、カラーバリエーションも豊富なのでこちらも人気がある。お好きなものを選んでいただけるのが特徴かなと思います。

“平成レトロブーム”で「ルーズソックス」人気に!

なぜ今、ルーズソックスへの注目度が高まっているのだろうか。

SHIBUYA109 lab.の田辺牧子研究員
SHIBUYA109 lab.の田辺牧子研究員

若者の流行に詳しい専門家はその要因のひとつをこう解説する。

SHIBUYA109 lab. 田辺牧子研究員:
1点目は、平成レトロ、平成ギャルファッションのブームで再注目されているという点。

今、若者を中心にブームになっている“平成レトロ”

ゴールデンウィーク中の渋谷では、ルーズソックスをはいた人の姿が多く見られ、さらに、平成の世ではやった“ギャルファッション”に身を包んだ女性もいた。

女性は、「ザ・平成ギャルです。平成を思い出すのがエモい」と話す。

最近ではユニクロなどでも手軽に買うことができる「ルーズソックス」。その再ブレイクには、ファッションアイテムとして「靴下で遊ぶ」というトレンドも影響しているという。

SHIBUYA109 lab. 田辺牧子研究員:
普段の服でも靴下であれば割と取り入れやすい。ルーズソックスというアイテムを楽しめる余白が増えていったところで広がりが見えてきた。 (人気は)緩く今後も続いていきそうかなと思っています。
(「イット!」 5月13日放送より)

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