公園で父親とサッカーをする1人の少年。 

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2025年1月、詐欺被害を未然に防いだとして 警察から感謝状を送られた小学6年生の 高橋海至(みちか)くんです。 

高橋海至くん:
父から「すごいな」と褒め言葉をもらいました。

サッカー練習の帰りに、コンビニに立ち寄った際に 不審な動きをしている高齢者を見かけたという海至くん。 その時の親子のやり取りを再現してもらいました。

海至くん:
パパ、電話しながらA T Mを操作している 高齢者の方がいるよ。これってダメかな?

父・秀知さん:
それはよくないね、見に行こうか」。

海至くんを車で迎えに来ていた父・秀知(ひでとも)さんは、現役の警察官。 

すぐさまコンビニに入り、ATM の前にいる高齢者から電話を代わり、警察官だと名乗ったところ電話が切れ、高齢者は詐欺に遭わずにすみました。

 海至くんに詐欺だと気づいた理由を聞いてみると…。

海至くん:
前に銀行に行った時にそこに「電話しながら ATM を操作しちゃダメですよ」っていう ポスターがあったので、それを見て「これはダメなのかな?」と思った。

銀行で見かけた詐欺被害防止の啓発ポスターを覚えていたことが海至くんが今回の詐欺に気づくきっかけになりました。

ファインプレーの息子に対して父は…

父・秀知さん:
我が息子ながら大したものだと思う。周りの方に 思いやりを持って接して、自分自身で考えて自分 自身で責任をもって行動するように子供に接している。

「困っている人がいたら助けたい」という海至くん。
一人一人の小さな気づきが、犯罪のない社会へとつながっていくのかもしれません。
(「イット!」5月12日放送より)