身近な交通手段として便利な自転車ですが、ついやってしまう行動に事故の危険が潜んでいます。NITE=製品評価技術基盤機構は、傘などの車輪への巻き込みによる事故が多発していることから、注意を呼びかけています。

NITEが行った実験映像では、自転車のハンドルを操作している手首にぶら下がっている傘が、前輪に巻き込まれて転倒してしまいました。

同様に買い物袋の場合も、前輪に巻き込まれて、タイヤの動きを止めてしまいました。

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 2025年3月に実施した「自転車でのヒヤリハット・事故の経験」についてのアンケートでは、半数以上の1127人が「車輪に物が挟まったりして転倒しそうになった」または「転倒した、けがをした」と回答しました。

 NITEが受け付けた502件の自転車の製品事故情報のうち、およそ8割が重傷になっていて、自転車で気を付ける5つのポイントをあげています。

・ハンドルや手首等にものをぶら下げない
・ブレーキの効き具合いは必ず確認する
・チェーンの状態を確認する
・車輪やハンドルまわり、ペダルの緩みやがたつきを確認する
・リコール情報を確認する

チェーンは走行するにつれてたるみが発生するため、乗る前に確認が必要で、走行中に異音が聞こえたら販売店などに相談してほしいということです。

(東海テレビ)

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