1つ目は「普段から口元を動かさない」こと。会話が少なかったり、表情の変化がなかったりすると口輪筋が使われないので、加齢とともにどうしても衰えやすくなる。

2つ目は「歯につきやすい食べ物、歯ごたえがある食べ物を好む」こと。歯についた食べ物を舌で剥がそうとする、咀嚼に苦労するので、クチャ音が出やすくなるという。

麺類は注意したいメニュー(画像はイメージ)
麺類は注意したいメニュー(画像はイメージ)

「歯につきやすいのは、かむと粘り気が出やすい食べ物です。麺類、納豆、オクラなどが挙げられます。歯ごたえがある食べ物は肉類、繊維質な野菜(葉物類や根菜類など)ですね」

3つ目は「肥満傾向にある」こと。太ると舌も大きくなるので、動かしにくくなる。口内に入れた食べ物をうまく運べず、口呼吸になりやすくもなるそうだ。

子供はどうしても出やすいそう(画像はイメージ)
子供はどうしても出やすいそう(画像はイメージ)

このほか、成長過程にある子供は筋肉が発達していなかったり、正しい動きが身についていなかったりするため、クチャ音が出てしまうこともあるという。

口呼吸や肥満傾向をすぐ改善するのは難しいが、食べ物の選び方は変えられるはず。咀嚼音を抑えたい場面では、軟らかそう、粘り気が少なそうなメニューを選ぶといいかもしれない。

どうしても我慢できないなら

食事中にクチャ音が聞こえると気になるが、指摘はしづらいもの。相手に悪意はなく、出ていることが分かっていないかもしれない。それでも我慢できないならどうすればいいのか。