食事をしていると気になるのが、食べ物をかむときに出る咀嚼音(そしゃくおん)。

レストランで「クチャクチャ」という音が、周囲から聞こえて「自分はどうだろう?」と心配になったりしたことはないだろうか。

そんな“クチャ音”の対処法を、歯科医院「宇宙歯科クリニック」の深見隼人さんに教えてもらった。食事中のちょっとした意識、トレーニングで改善できるそうだ。

一口の量と食事のペースを見直そう

「クチャクチャとした咀嚼音を直したいなら、まずは食事のルーティンを見直してください」

一口が大きいと咀嚼音も出やすくなる(画像はイメージ)
一口が大きいと咀嚼音も出やすくなる(画像はイメージ)
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最初のポイントは「口に運ぶ食事量を少なくする」こと。口内に食べ物が多いと、かんだり飲み込んだりする際に口が開きやすくなる。

息苦しくもなりやすいため、クチャ音が出てしまいやすくなるそうだ。

食事中はゆっくりを意識してみよう(画像はイメージ)
食事中はゆっくりを意識してみよう(画像はイメージ)

そして「ゆっくりかんでから、飲み込む」ことも大切。食事の時間は少し長くなるが、この2点を守るだけでも、周囲への聞こえ方は変わってくるという。

「一口の量はこれまでの半分くらい、食べるペースは倍かけるくらいが目安ですね」

改善が期待できる2つのトレーニング

美味しい食事は口いっぱいに頬張りたくなるが、ぐっとこらえるといい。これに加え、2つのトレーニングにも挑戦してほしいという。