(2)部屋でくつろぐ前に、トコジラミが生息している形跡がないかをチェック。形跡が見つかった場合は、フロントに連絡してルームチェンジをお願いする。

インカメラを使ってマットレスのフレームの下をチェック(画像提供:足立雅也さん)
インカメラを使ってマットレスのフレームの下をチェック(画像提供:足立雅也さん)

「トコジラミは人が寝ている場所から2m以内のエリアにいることが多いので、洋室の場合はベッドのマットレスの下のフレームの角や、ヘッドボードと壁紙の隙間などをチェックします。この時、スマホのインカメラを使うと便利です」

トコジラミの脱け殻と卵と血糞(画像提供:足立雅也さん)
トコジラミの脱け殻と卵と血糞(画像提供:足立雅也さん)

「生きたトコジラミが見つかる場合もありますが、基本的には血糞や脱皮した抜け殻がないかを調べます」

トコジラミの糞による茶色いシミ(画像提供:足立雅也さん)
トコジラミの糞による茶色いシミ(画像提供:足立雅也さん)

「軽く濡らしたティッシュを糞に押し当てて10秒ほど待ち、拭い取ったティッシュに焦茶色のシミがついていた場合は、トコジラミの糞が疑われます」

畳の縁の部分に発見したトコジラミ(画像提供:足立雅也さん)
畳の縁の部分に発見したトコジラミ(画像提供:足立雅也さん)

「和室の場合は布団を敷く場所がまちまちなので、部屋全体の畳の縁や、障子や襖の紙と木の境目などをチェックします。そして万一、形跡を発見したら、フロントに事情を説明してルームチェンジをリクエストします」