◆シカゴ・カブス11-10ロサンゼルス・ドジャース 22日(日本時間23日午前8時40分試合開始、リグリー・フィールド)
メジャーリーグ(MLB)、ドジャースは22日(日本時間23日)、敵地でカブスと対戦し、大谷翔平選手(30)は1番DHで先発出場。4打数無安打だったが、“パパ初得点”をマークした。
今季ドジャースはカブスと開幕戦の東京シリーズを含めここまで5度対戦し、3勝2敗としている。大谷は前試合、20日(日本時間21日)のテキサス・レンジャーズ戦で産休制度「父親リスト」入りから第1子となる長女誕生を経て3試合ぶりに戦列復帰。3打数無安打1四球の成績だった。
カブスは今季5試合に先発して2勝1敗、防御率2.22の今永昇太投手(31)、ドジャースは今季3試合に先発して1勝1敗、防御率1.06のメイ投手が先発した。
大谷は1回表の第1打席、サードへのゴロがエラーを誘って出塁。1アウトから3番テオスカー・ヘルナンデスのレフト前ヒットで走者1、2塁とすると、2アウトから5番エドマンに8号スリーランホームランが飛び出し大谷が先制のホームイン。“パパ初”の得点となり、ドジャースがいきなり今永から3点を先制した。
1回裏にカブスは3番鈴木誠也(30)が無死走者2、3塁の場面で2点タイムリーツーベースを打って反撃開始。1死3塁から5番スワンソンにタイムリースリーベースが出て鈴木が生還し3-3の同点に追いつき、さらに7番クルーアームストロング、8番アマヤにもタイムリーが飛び出し、カブスが5-3と逆転した。
2回表、ドジャースは2死走者なしでで9番パヘズにホームランが出て4-5に。
続く大谷の第2打席はカウント2-2からの5球目のスライダーを振って空振りの三振に倒れ、今永に軍配が上がった。
大谷の第3打席は5回表、カウント1-2からの4球目、再び今永のスライダーを空振りして三振。大谷と今永の対決は3打数無安打2三振で今永に軍配が上がった。
5回裏、カブスは1死走者3塁でクルーアームストロングにツーランホームランが飛び出し、7-4とリードを広げる。
今永は6回表も続投し、1死走者なしでドジャース6番スミスにソロホームランを浴び、2アウトを取ったところで降板。5回2/3、打者25人に101球を投げ、被安打6、被本塁打3、奪三振6、与四球2、失点5、自責点2の成績で、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。
7回表、無死1塁で迎えた大谷の第4打席は、カブス2番手ケラーから四球を選んで出塁。無死満塁から3番T.ヘルナンデスのサードゴロで処理を誤ってエラーとなり、ドジャースが1点を返す。さらに無死満塁で続く4番フリーマンの2点タイムリーツーベースで大谷もホームに還り8-7とドジャースが逆転。今永の“勝ち”が消えた。5番エドマンの犠牲フライ、6番スミスのタイムリーで1点ずつを追加し、10-7とリードを広げた。
8回表、1死走者なし、カブス4番手ホロウェル相手の大谷の第5打席は、カウント2-2からの5球目の変化球をスイングしてこの日3つ目の三振に倒れた。
8回裏、カブスは1死1塁からタッカーにツーランホームランが飛び出し、9-10と1点差に迫る。
9回裏、カブスは2死走者なしからアマヤのソロホームランでついに10-10の同点に追いつき、試合は延長戦に入った。
試合は10回裏、無死2塁から1番ハップがライト前にタイムリーヒットを打ち、カブスが11-10でサヨナラ勝ちを収めた。
大谷はこの日4打数無安打、四球1、三振3、得点2の成績だった。