岡山県の熊野神社にあった樹齢1000年のスギのご神木が倒木。宮崎県都城市の清水林業によって落札され、木彫りの龍となった。彫刻はチェーンソーアート日本一の丹羽哲士さんが手掛け、約1週間で高さ1.7メートルの迫力ある作品に仕上げた。清水林業の社長は「地域を守るご神木として大切にしたい」と話す。

岡山県熊野神社のご神木を落札

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まるで今にも動き出しそうな木彫りの龍!実は樹齢1000年のご神木だ。木彫りの龍が飾られているのは、森林整備事業などを手がける都城市の清水林業。

このご神木は岡山県の熊野神社にあったスギの木で、2024年、自重に耐えきれずに倒れたと見られている。熊本県の銘木市で清水林業が落札した。

チェーンソーアーティスト 丹羽哲士さん

彫刻を手がけたのは、チェーンソーアートで二度の日本一に輝いた丹羽哲士さん。約1週間かけて丁寧に彫刻し、高さ1.7メートルの迫力に満ちた幸運の龍へと仕上げた。

清水林業 清水学社長:
これは製品にする木ではなく、私が都城市に持って帰って、地域の方を守るご神木として大切にしたいという気持ちで購入させていただいた。

チェーンソーアーティスト 丹羽哲士さん:
丸太のもつ魅力や迫力、生命感を龍という形にできたらという思いで取りかかった。この先も地元で愛されてくれるとすごくうれしい。

木彫りの龍は、清水林業の駐車場内で常設展示されている。

(テレビ宮崎)

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