新宿区・歌舞伎町の“トー横”で6日、警視庁による一斉補導が実施され、捜査員に確保される少女の姿がカメラに捉えられた。捜査員は事情を聞くために交番に来るよう諭すも、怯える少女は補導に拒否感を示し、激しく抵抗をした。この日、警視庁は家出少女ら25人を補導し、危険な深夜徘徊への警戒を呼びかけている。

新宿“トー横”で少女補導…説得する捜査員

東京・新宿区の歌舞伎町で6日午前0時過ぎに撮影されたのは、捜査員に補導される少女の姿だった。

「触らないでください!車に乗ってどこ行くの!?」と拒否感を示す少女に対し、「警察署」と毅然とした様子で説明する捜査員。この日、居場所を求めて若者たちが集まる“トー横”エリアで、警視庁による一斉補導が行われていた。

部屋着のような姿の少女に事情を聞く捜査員
部屋着のような姿の少女に事情を聞く捜査員
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当初、捜査員たちが声をかけたのは、ジャンパーを羽織り、スエットパンツを穿いた1人の少女だった。少女の足元はサンダル履きだ。

「ホントにムリがある!」と怯えて声をあげる少女に、「いっしょに行こう。あそこだからさ、交番。ここいるよりは怖くないよ」と捜査員が懸命に説得していた。

そうして捜査員の説得に応え、足を踏み出した少女は心を開いたかのように見えた。しかし、少女は突然暴れ出し、交番に行くことを拒みはじめる。

補導に抵抗をする少女
補導に抵抗をする少女

「触らないでください!」と繰り返し叫ぶ少女は、両脇を2人の捜査員に抑えられ、「ほら!暴れないって!」とたしなめられつつ補導されていった。

その後、少女は車に乗せられ、警察署で事情を聴かれたとみられている。

補導は14歳含む25人…兵庫からの家出も

警視庁は今回の一斉補導で、25人の少年少女を補導した。中には14歳が3人おり、兵庫県から家出してきた少女もいたという。

捜査員に補導される別の未成年者
捜査員に補導される別の未成年者

警視庁は、「“トー横”には様々な危険があるため、安易に来ないようにして欲しい」と注意を呼びかけている。
(「イット!」 4月14日放送より)

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