熊本市の中心市街地で、老舗ホテルの跡地に新しく分譲マンションが建設される予定で、事業主などによる安全祈願祭が開かれた。
丸小ホテル跡地に分譲マンション建設へ
新しい分譲マンションの建設が予定されているのは、上通アーケードを抜けた先、並木坂に面した熊本市中央区上通町の『丸小ホテル』などがあった一角。分譲マンションは鉄筋コンクリート造りの地上13階建てで119戸が入る予定。

4月3日に事業主のミサワホームや京阪電鉄不動産、JR九州の3者が、設計や施工関係者と共に神事を行い、玉串を捧げた。

ミサワホームが熊本県内で分譲マンションを手掛けるのは、JR熊本駅前の再開発で誕生したタワーマンション『ザ・熊本タワー』以来、2棟目。

ミサワホームの佐藤徹常務は「13年ぶりの参画です。(熊本は)新しい産業がどんどん出来てきている。子どもが増えて高齢者を支える流れがマンション計画の一つの要になるだろう」と話した。
ミサワホーム・京阪電鉄不動産・JR九州
また、京阪電鉄不動産も熊本県内の分譲マンションは、JR九州と取り組む熊本駅前のタワーマンション『MJR熊本ゲートタワー』以来、2棟目。

京阪電鉄不動産の久米愛美さんは「並木坂にあり立地のよさを感じている。立地に合わせた住む人が誇りを持てる物件にしたい」と話す。

一方で、これまで熊本県内で多くの実績を持つJR九州の中村勇執行役員は「熊本でこれまでマンションを10棟、今回が11棟目になるが、熊本の中でも中心部、しかも上通からすぐで、非常に立地環境に恵まれた物件だと思っている」と、立地の良さを挙げた。

新しいマンションは4月7日に着工、2028年3月末まで工事が行われ、マンションのブランドや販売時期は、今後決まる予定だ。
(テレビ熊本)