大阪・関西万博の開幕まであと10日。

4月3日にお披露目されたのは、万博でしか食べられない「未来を守るお寿司」。

そして、かつての万博を機にヒットしたあの缶コーヒーの復刻版も登場する。

スシロー万博店で「ウニキャッチゲーム」
スシロー万博店で「ウニキャッチゲーム」
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■日本を代表する8人のクリエイターが作る「シグネチャーパビリオン」

3日、披露されたのは、映画監督の河瀬直美さんやメディアアーティストの落合陽一さんなど、日本を代表する8人のクリエイターが作る「シグネチャーパビリオン」。

「いのち」をテーマにした8つのパビリオンが初めてそろって公開された。

8人のクリエイターが作る「シグネチャーパビリオン」
8人のクリエイターが作る「シグネチャーパビリオン」

アニメーション監督の河森正治さんが手がけたのは、「いのちめぐる冒険」だ。

記者リポート:このような薄い膜に映像が映し出されているのですが、どこを見たらいいか分からないような没入感があります。

8人のクリエイターが作る「シグネチャーパビリオン」
8人のクリエイターが作る「シグネチャーパビリオン」

■約50体のアンドロイドが会話やダンス

また、ロボット工学者の石黒浩教授が手がけた「いのちの未来」の目玉は、“50年後の未来”。

記者リポート:ここでは石黒教授たちが開発したアンドロイドが、会話をしたり踊ったりする様子が見られます。

アンドロイドと共存する未来社会を、約50体の展示を通して見ることができる。

石黒浩教授:一人一人が未来を自分たちで考えて作っていく、そんなことができれば。

約50体のアンドロイド
約50体のアンドロイド

■“ウニキャッチゲーム”も楽しめる「スシロー未来型万博店」

お腹が空いたら、「スシロー 未来型万博店」。3日初めて内部が公開された。

こちらのお店で食べられるのは“未来を意識したお寿司”。万博店では全て、「養殖の魚」が提供される。

限りある海の資源、食卓から魚が消える未来を防ぐのが目的だ。

おいしそうなウニだが、繁殖しすぎると、海の生態系を壊す厄介ものになるため、そのウニを回収し“陸上の養殖場”で育てた。

記者リポート:陸上の養殖で育ったウニをいただきます。甘みとウニの深いコクがあります。おいしいです。

陸上養殖のウニなど使った「スシロー未来型万博店」
陸上養殖のウニなど使った「スシロー未来型万博店」

注文はモニターをタッチする「デジロー」で頼むことができ、万博店では特別に、ひたすらモニターに出てくるウニを捕獲する全テーブル参加型「ウニキャッチゲーム」が楽しめます。

「ウニキャッチゲーム」
「ウニキャッチゲーム」

■未来の食事の後は“世界初”缶コーヒーの復刻版はいかが

そして食後には、「UCCミルクコーヒー」。

長年、親しまれてきた缶コーヒーだが、万博とどんな関係があるのか?

それは1969年のこと、創業者の上島忠雄さんが、当時主流だった瓶入りコーヒーを不便に感じ、世界初となる缶コーヒーを開発。

翌年に開催された大阪万博で多くの人が手に取り、『ニュースタイルコーヒー』と脚光を浴び、大ヒットしたのだ。

UCCコーヒー博物館 栄秀文館長:(当時)ワンハンドで缶コーヒーを飲むなんていう食文化がありませんでしたので、それが非常に印象的に消費者の方には映ったのではないかと思います。

70年大阪万博で脚光浴びた缶コーヒー“復刻版”販売
70年大阪万博で脚光浴びた缶コーヒー“復刻版”販売

そこで今回“開発当時の復刻版”が販売されることになった。

今と当時の味を飲み比べてみると…。

記者リポート:復刻版の方が甘みが強い気がします。大きくは味が変わらない。50年以上守り続けられている味があるんだなと感じます。

万博会場はもちろん全国のスーパーやコンビニにも並ぶということだ。

(関西テレビ「newsランナー」 2025年4月3日放送)

「UCCミルクコーヒー」50年以上守り続けられた味
「UCCミルクコーヒー」50年以上守り続けられた味
関西テレビ
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