しかし、火災時には思わぬ状況でパニックを起こしてしまうことがある。

例えば、防火戸はあまり目立たないので、平常時は「そこに扉などがある」と認識しにくい。いざ火災があって作動すると「閉じ込められた」と混乱する人も多いそうだ。
「職場や住宅など、普段過ごしている建物がどうなっているか。防火戸はどこにあって、作動するとどこが閉まるのかを、イメージされるといいかもしれません」
ちょっとした意識で予防できるので、心当たりがあるなら気を付けてほしい。
火災時は避難経路がふさがれてしまったりすることも考えられる。防火扉や防火シャッターがあるからといって油断はせず、身の安全を最優先に避難することも忘れないでおきたい。
(画像提供:東京消防庁)