高円宮家の長女・承子さまは2月5日、東京・文京区で開催された「世界らん展2025」の開会式に出席されました。

1991(令和3)年に始まり、今年で35回目を迎えた『世界らん展』。会場には、国内だけでなく、タイやエクアドルなど6カ国からも出展された1000種類あまり、100万輪のランが展示されました。
「私たち人類も生態系の一部であり…」
あいさつに立った承子さまは、「日本におけるランの普及・発展に大いに寄与してきたこの祭典が今年も開催されること、誠に意義深く感じております」「私たち人類も生態系の一部であり、様々な生き物は互いにつながり合って生きています。来場される皆さまがランの美しさだけではなく、環境保護や生物多様性を守っていくことの大切さについても思いをはせていただけたらいいなと思っています」と述べられました。

式典では最高賞の「日本大賞」の表彰が行われ、「世界らん展」実行委員会の名誉顧問を務める妹の千家典子さんが、受賞者に賞状などを手渡しました。

『日本大賞』に輝いたのは曽我達朗さんの「パフィオペディラム ワーディー‘オオスミ’」。緑と黒が混ざった 世界的に見ても珍しい色合いと、6輪の花が同時に咲いている美しさが評価されました。

「おめでとうございます」と曽我さんを祝福し、大賞作品をご覧になった承子さま。「この株を手に入れられてからは何年くらいで今の状態でいらっしゃいます?」と質問し「よく見たらちょっとケバケバしてるんですね」などと話されていました。

丹精込めて育てられた、たくさんの美しいランをゆっくりと見て回られた承子さまです。
(「皇室ご一家」3月23日放送)