財産を探し出すヒント
具体的な金額について聞くのは憚られるとしても、どこの銀行に口座がある、どこの証券会社と契約しているのかを教えてもらうだけで、その後の負担は大きく変わります。最近の趣味や習い事について話しておくのもサブスクリプションなどの把握のためにも、有益となります。
また、役所から届く固定資産税の資料や金融機関から届く郵送物を見せてもらうのも有益です。スマホで写真を取っておけば、後で確認することができます。
親が乗り気になれば、エンディングノートを渡すのもよいでしょう。簡単な財産のリストを書いてもらう方法もあります。
親が入院や施設に入所することになり、「何かあったら頼むよ」「いつどうなるか分かならい」などと言ってきたタイミングも一つのキーポイントとなります。その時に、代わりに支払いができるよう口座を教えてもらうなどすると、将来的に役立ちます。
親子間での、ラポールの形成。これこそが、親が元気なうちにやっておくべきことなのです。
成熟した自分を親に見せることが、親孝行となり、相続への準備へとつながるのです。