電子マネーを悪用した架空料金請求詐欺の被害を防ごうと、高校生がコンビニエンスストアの店員に向けた被害防止のハンドブックを制作しました。
ハンドブックは警察が考案したストーリーに基づき、詐欺の被害者となった客の行動パターンなどが漫画で分かりやすく描かれています。
制作したの岡山市の岡山工業高校のデザイン科に通う2年生4人です。
(岡山工業高校2年 三宅悠那さん)
「漫画は若い人も年配にも伝わりやすい媒体だと思うので、伝えたいと考えたことが 十分に伝わるようになっていると思う」
岡山県警によりますと2024年の1年間、県内で認知された架空料金請求詐欺の被害額は約6億3000万円。件数は前の年より15件多い197件で、被害者が電子マネーをコンビニで購入するケースが多いということです。
(岡山西警察署生活安全課 高橋裕也課長)
「少しの時間でも目を通してもらい、電子マネーを買いに来る人がいたら (詐欺の)手口かもと活用してほしい」
ハンドブックは岡山西警察署の管内にあるコンビニ約100店舗に配られます。