シリーズでお伝えしています岡山・香川の自治体の新年度当初予算案。2日目は香川県です。一般会計の総額は過去20年間で最大となっています。

(香川県 池田豊人知事)
「香川の未来を拓(ひら)く予算と考えている」

香川県の2025年度当初予算案は一般会計の総額で4967億円となっていて、2024年度の当初予算より101億円、率にして2.1%増え過去20年間で最大となりました。

主な事業では少子化対策に27億4300万円、中でもかがわ子育てステーションの予算には600万円を充て新たにイベント実施などに取り組みます。

このほか知事が力を入れているのが企業誘致です。総額約25億8000万円を配分し、県内の企業立地の候補地について調査を行う事業などを新たに予算化しました。

(早川祐貴記者)
「今回の予算の目玉が未来投資枠です。ここ県立アリーナを核としてにぎわいを生み出す事業などに予算を重点配分しています」

未来投資枠は早急に解決すべき課題への対応や県政発展のための投資に充てるもので、新しい県立アリーナでのプロジェクションマッピングなど11分野44の事業に19億円を配分しました。

(香川県 池田豊人知事)
「県庁内で世の中のニーズを踏まえて、政策としてピックアップしてもらった。自分のイメージに沿ったラインナップになっていると思っている」

このほか人材不足への対策に約20億円、地震などの大規模災害に備える防災・減災対策にも多額の予算を計上しました。さらに2026年3月15日に開催されるかがわマラソンには1億7000万円を充てています。

(香川県 池田豊人知事)
「本格的な経済社会の成長のタイミングになっている。しっかりと成長をつかみ取るための予算にしたい」

(早川祐貴記者)
「今回の予算案では就任以来、知事が力を入れてきた事業には継続して取り組むほか、新たに未来投資枠を設けました。この予算が香川の未来を拓くことになるのか注視する必要があります」

岡山放送
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