木村知事を含めた九州・山口各県の知事と、経済界でつくる九州地域戦略会議のメンバーは2月9日から3日間の日程で台湾を訪問した。10日は、新竹サイエンスパークを訪れ、『新生シリコンアイランド九州』の実現に向けて意見を交わした。

九州地域戦略会議が台湾の先行事例学ぶ

九州・山口各県の知事と、経済界でつくる九州地域戦略会議のメンバーは、2月10日午前に、TSMCの本社がある新竹サイエンスパークの管理局を訪問した。

この記事の画像(5枚)

新竹サイエンスパークには、TSMCのような企業だけでなく研究機関や大学などが集まっていて、九州地域戦略会議では新生シリコンアイランド九州の実現に向けて、九州全体でのサイエンスパークを構想している。

九州地域戦略会議の倉富純男共同議長が「半導体産業の投資を応援する仕組みをつくっているが、一方で、課題も見えてきている。様々な学びを得たい」と挨拶し、新竹サイエンスパークの管理局と非公開で意見を交わした。

分散しても連携 九州方式サイエンスパーク

意見交換終了後、同じく九州地域戦略会議共同議長の河野俊嗣宮崎県知事は「九州は大学や企業が分散し立地しているが、バーチャルなどを活用して、都道府県を超えた広域連携の新たな取り組みを行いたい」と述べた。

また、木村敬熊本県知事は「分散させながら連携してやる。それが九州方式。それを熊本が先陣を切ってやっていきたい」と意欲を示した。

訪問団は10日午後には台湾の研究機関の工業技術研究院を。そして、11日は、日本の経済産業省に当たる経済部で郭智輝経済部長と面会し、意見交換を行ったという。

(テレビ熊本)

テレビ熊本
テレビ熊本

熊本の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。