岐阜県では2月7日も雪が降り続いていますが、大雪をもたらしている今シーズン最強の寒波の影響で、2月7日は夜から愛知県や三重県でも大雪となるおそれがあり、気象台は警戒を呼びかけています。
7日も岐阜県を中心に降り続いている雪。氷点下4度の高山市では、高山祭の衣装にも使われる「飛騨染」を冷たい空気にさらす「寒ざらし」が行われていましたが、1本1本、竹ぐしを取り付けていくその手が寒そうです。

作業をする人ら:
寒いです。染め物に関しては、寒い方が色が落ち着いていいんですけど。
寒い中での作業が必要なので、我慢してやるだけです。
7日午後5時時点での積雪は、白川村で245センチ、飛騨市河合で193センチ、郡上市長滝で157センチの積雪となっていてます。
雪の影響で郡上市内では車のトラブルが相次ぎました。午前8時半、東海北陸自動車道下りではスリップしたのか、車がのり面に衝突していました。

そして国道156号では、スタックしたトラックも。このスタックなどの影響で長い渋滞ができ、国道156号は一時、一部の区間で通行止めになりました。

スタックしたトラック運転手:
前が詰まっとったから停止して、停止した状態でそのまま動かなくなった。
「道の駅 清流の里しろとり」の駐車場では、雪に埋まってしまった車が。フロントガラスから屋根にかけて、大量の雪が覆いかぶさっていました。

交通にも大きな影響をおよぼしている冬型の気圧配置は、9日まで続く見込みで、7日夜から8日にかけては、愛知県と三重県でも警報級の大雪になるおそれがあります。
8日午後6時までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで岐阜県の平地で40センチ、山地で80センチ、愛知県の平地で7センチ、山地で10センチ、三重県は25センチとなっています。

気象台や中部運輸局などは緊急会見を開き、このあとの天候への注意を呼びかけました。
中部運輸局の担当者:
なるべく不要不急の外出は避けていただき、お出かけになる際は、今後の気象状況と各公共交通機関の運行状況にご注意ください。
NEXCO中日本は、7日午後9時ごろから名神や新名神など高速道路の一部区間で通行止めを予定していると発表しています。
今夜からピークを迎える”最強寒波”。
中部地方整備局の担当者:
今回はかなり広範囲で大雪の可能性が高いので、極力出控えていただきたい。
十分な警戒が必要です。
(東海テレビ)