バスなどの運転手不足の解消に取り組む岡山市の両備グループに初めて、インドネシア人の観光バスドライバーが誕生することになりました。
(イユスさん)
「夢みたい。なんで私が1番目なのかと。(バスの運転席は)いろいろなボタンがあってパイロットみたいでかっこよくてなりたかった」
インドネシア出身のイユスさん、40歳。1月に行われた外国人労働者が自動車運送業で働くための在留資格取得に必要な「特定技能1号評価試験」にバスドライバーとして全国で初めて合格しました。
2013年に来日し、旅行会社で勤務する中で、バスの運転手に憧れを持ったというイユスさん。2024年3月、特定技能制度の対象に自動車運送業が追加されたことから両備グループのグループ会社、東京の「ニッコー観光バス」に入社しました。
イユスさんは今後、新しい在留資格に変更し、2026年3月までに、東京で観光バスのドライバーとしてデビューする予定です。
(イユスさん)
「これからも交通安全のためにルールを守らないといけない。お客様の安全と快適なサービスをできたらそれがやりがい」
(両備グループトランスポーテーション&トラベル部門 大上真司副部門長)
「インドネシアを含む東南アジアの客も増えてくる。そういう客が来た時に気持ちいい旅行を提供するためにイユス含めしっかり頑張っていきたい」
運送業の人手不足が深刻化する中、外国人ドライバーの採用が解消の糸口となるのか注目されます。