エーゲ海に浮かぶギリシャの有名観光地「サントリーニ島」。

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断崖絶壁に立つ白壁の街並みや世界一美しい夕日が見られると人気のこの島が、今、頻発する地震に悩まされている。

1月28日からの1週間で550回以上もの地震を観測

「サントリーニ島」はエーゲ海に浮かぶギリシャの有名観光地。

欧州地中海地震学センターによると、サントリーニ島では、1月28日からの1週間で550回以上もの地震を観測。

相次ぐ地震の影響により、島の至る所で地滑りが起きていた。

普段は多くの観光客でにぎわう島だが、地震の影響からか人影はまばらになっている。

店のシャッターも閉められ、観光地らしさはほとんど感じられない。

観光客の携帯が発していたのは、緊急警報を知らせるブザー音。

大きな揺れを警戒し、現地当局は2月7日まで島内の学校を休校とする措置をとっている。

地震への不安から島を離れようとする人も出始め、フェリーのチケット売り場には長蛇の列ができていた。

島に住む人:
昨夜は一睡もできず息子も少ししか眠れなかった。かなりの騒音で間違いなく大きな地震だった。家中に音が響いて、私たちは祖外に逃げた。もうこの島にはいられない。

港にはフェリーの到着を待つ多くの人々が詰めかけ、ゲートが開くと、一斉に船内へと乗り込んでいった。

サントリーニ島周辺は、古くから火山活動が活発な地域だが、現地当局によると今回の地震と火山に関連はないとしている。

ギリシャ政府は4日に会議を開き、地震活動の分析をするとともに今後の対応を検討する方針。
(「イット!」2月4日放送より)

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